生き餌昆虫生産者が考える

これから昆虫食の主力になるであろう昆虫

現状の食用昆虫という物は『主力』という存在がまだいないのではないかと考えています。

「日本人の主食といったら?」と聞いたら「米」と答えるような感じで「昆虫食のメイン昆虫は?」と聞かれた時にまだパッと出てくる存在という物はまだないと思うのですよね。

今回は、今後昆虫食が発展・普及してきた時に主力になるであろう昆虫を挙げていきます。

~主力となるための大前提~

まず、主力となる昆虫は「飼育・繁殖がしやすい」という物が絶対条件になってくるだろうと考えています。普及させるためには基本『安定的供給』という物が必須なので、飼育下という管理された環境で育てられるというのが絶対でしょう。

​家畜や農作物は管理され定期的に一定量を供給できるようになっています。

​昆虫食を普及させるにはこれら家畜と同じ土台に乗らねばならないでしょう。

~​主力になるであろう昆虫~

~コオロギ~

爬虫類・大型魚類用の餌用昆虫として最もメジャーな昆虫。私が最も主力になるであろうと思っている昆虫。

餌としては古くから存在していますが、昆虫食としては比較的新しい物でしょう。(古くからの昆虫食といったらイナゴでしょうし)

そのままの姿の物を食べるのには抵抗がある人も多いでしょうが、最近はコオロギ(の粉末)を使った食品という物も出てきていてハードルは下がってきているのではないかと。

~ミルワーム・Gミルワーム~

コオロギと同様に飼育がしやすく、爬虫類・大型魚類用等の餌用昆虫としてコオロギと同様に古くから使われている昆虫です。

海外では人食用のための飼育キットも売られているようです。

幼虫・蛹・成虫で姿や感触が変わるのでそれぞれの形態で違う食し方が楽しめる可能性が高いです。

餌もふすま材(幼虫)でいいので繁殖コストも低いでしょうし。

~カイコ(シルクワーム)~

元々は絹を得るために飼育されていた昆虫。

上記2種と違い『人の生活(絹糸採取)のために品種改良がおこなわれた昆虫』です。

蛹はポンテギなどと呼ばれ韓国などで食べられているいそうだがあまり美味しくないんだとか…。

餌が桑の葉のみなので(そのため大量生産にはそれに比例した大きさの桑畑が必要となる)餌の面で苦労する可能性もあるが、餌が基本一択なので粗悪な餌では生産できず、買う側が購入の際に何を食べさせて飼育しているのかわからないという事が少ないというメリットもあるのではないと思います。

~​主力になりそうでならないであろう昆虫~

~イナゴ(バッタ)~

日本でも一部地域で古くから食用にされてきた昆虫なのですが、コオロギに比べ大きく跳ぶし飛ぶしで飼育管理が非常に手間がかかる。なので採取が基本になると思われる。

~デュビア~

飼育のしやすさ、殖やしやすさではコオロギなどに比べて圧倒的に楽な生き物である(実体験含む)

ただし、『ゴキブリ』という壁が大きすぎるため主力となるのは絶望的と思われる。

以上のような形となります。

上記に挙げたような主力になるであろう昆虫は「何かしらの目的で既に飼育下での繁殖サイクルが作られている昆虫」だと思います。そこから人間の食用として活用法が拡大されていくのではないかと考えています。

​2018/08/07

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